釣り餌の中でも虫エサのように気味悪くなく、さらに釣果が見込める「ボウズ逃れ」と呼ばれる釣り餌をご存じですか?
それはズバリ「サバの切り身」です。身近なスーパーで手に入るお手軽さと、安く手に入るコスパの良さ。また釣果の良さからルアーやワームでの釣りを楽しんでいる方だけでなく、堤防での餌釣りでも余裕があればぜひ持っておきたいのがサバの切り身なんです。
釣り餌に万能!サバの切り身のメリットは?
このサバの切り身は強い匂いが特徴で、魚たちを魅了する強い集魚効果を持っています。
しかも誰もが食材として見たことがある魚の切り身なので、虫エサが苦手な方でも抵抗なく触れられるのも大きなメリットです。
入手も簡単で、近所のスーパーなどで通年販売されており、しかも安く購入が可能。サバの切り身はメリットがたくさんなので、釣りへ行く前にぜひ用意しておきましょう。
釣りへ行く前に!サバの切り身の作り方と餌の付け方
サバの切り身をスーパーで購入してそのまま使っても良いのですが、下準備をしておくと現地でさらに使い勝手が良くなります。
ここで釣りへ行く前の準備としてサバの切り身の作り方をチェックしておきましょう。
サバの切り身はまず中骨を外して三枚おろしのような状態にします。続いて身の内側を軽くそぎ落としましょう。これで切り身が薄くなって針付けしやすくなります。
次にサバの半身を、縦に1センチメートル程の幅にカットしましょう。
あとはタッパーなどに入れて、塩を全体的にまぶしておくだけ。そのまま冷蔵庫に入れて一晩から1日置けばサバの切り身の完成です。(途中水分がかなり出るので2~3回水を捨てて、塩をまぶしてを繰り返します)
サバの切り身を付けるときには押さえておきたいポイントがあります。
まず1つ目は皮から針を刺すようにしましょう。身は割れやすくこちらから針を通すと身が崩れていく可能性が高くなります。サバの皮は分厚くて丈夫なので、皮から刺すとエサ持ちが良くなります。
エサの付け方は、サバの切り身が海中で動いて誘いやすいチョン掛けやチョン掛けよりも餌が落ちにくい縫い刺しと呼ばれる付け方があります。
サバの切り身を餌にしたおすすめの仕掛けと釣り方を紹介
サバの切り身を餌にしたおすすめの仕掛けと釣り方を紹介します。堤防などで普段から親しんでいる釣り方に近いため迷わず始められるでしょう。
1.ブラクリ仕掛けで穴釣り
オモリに針がついたブラクリ仕掛けでテトラなどの穴に落とし込む穴釣り。サバの切り身をつけて穴に落とすだけなので非常に手軽です。
狙うターゲットはカサゴなどの根魚で、穴に魚がいれば高い確率で釣果が狙える釣り方です。
2.ウキ釣り
ウキの先に釣り針を付けたオードソックスな仕掛けです。昼間でも夜間でも様々なターゲットが狙える釣り方です。
3.ぶっこみ釣り
釣り糸にオモリを付けて、針を付けたぶっこみ釣り。その名の通り餌を海に投げ入れて魚がくるのを待つ釣りで、オモリを直接付けたり、天秤と呼ばれる仕掛けを付けたり色々なバリエーションがあります。
釣り餌にサバの切り身を準備しておけばメリットだらけ!
強い集魚効果がありながら、スーパーで安価に手に入る魅惑の釣り餌、サバの切り身。ルアーアングラーでも堤防などでのファミリーフィッシングでも、サバの切り身を準備しておくだけで、きっと釣果に差が出てくるでしょう。
釣り餌の引き出しは多ければ多いほど、魚へのアプローチも増えますので、サバの切り身を用意して釣行してみてくださいね。